ダーツをやっている上で皆さん気にかける矢速についてです。結論から言うと矢速は速いほうがよいです。しかし、速いといっても力いっぱい投げて速いのは良くないです。イメージで言うと160kmのボールを投げれるピッチャーが100kmでキャッチボールをするとコントロールが良くなるということです。なので、矢速と言ってもただ単に力を入れて速く投げるのではなく腕の振りは遅いけど、矢が速く見えるというのがベストでしょうか。
リリースのタイミング
矢速の底上げをする上で大切な要素のひとつはリリースのタイミングだと考えています。リリースのタイミングを変えただけでいきなり上達することは無いかもしれないですが、私自身AフライトからAAフライトに上がるにはリリースのタイミングの練習を毎日1~2ヶ月やっただけで上がることができました。
体に近い位置で離す
リリースをはやく(体に近い位置に)することが矢速アップ、すなわちダーツの安定に繋がります。体の近くで離すのにはメリットが多くあります。
理由のひとつは、体に近いほうが力が伝わるということです。ダーツ以外の競技でも体に近いほうが力が伝わります。テニスでも野球でも、バット、ラケットが体に近いほうがより力強い打球が行くと思います。身近なところでたとえると、壁を押してみてください。腕を体に近いところに置いたときのほうが強い力で壁を押せると思います。
矢に力を伝えるには、体に近い位置で矢を離すことが大切です。
速く離すだけではダメ
矢を体に近い位置で離すだけだとすっぽ抜けたようなダーツが飛んでいくのではないか?と思う人もいると思います。もちろんそうです。力の伝わったダーツを投げるには、矢を放す瞬間、腕が一番速い位置で離す必要があります。言葉では分かりにくいですが、腕を前に振り出す瞬間の初速を一番速くするということです。
練習方法
私が実践してきた練習方法を紹介していきます。
遠い距離から投げる。
遠投するには矢に力を伝えることが大切です。思いっきり投げるだけでは、変なところに飛んでいくと思います。矢を放すタイミングを意識して力いっぱい投げるのではなく野球ボールを的に届かせるというようなイメージを持ってやってみてください。遠くの的にある程度コントロールして投げることができれば本来のスローラインに立ったときにいつもより少ない力で投げれると思います。
素振りで反復練習
素振りも大切です。前の記事にも書きましたが、ゆっくり素振りをするときにリリースのタイミングを意識して繰り返し練習すると体が動作を覚えてはやくはなすことができるようになってきます。
矢速をはやくするメリットはいっぱいありますが、今回一番おすすめしたい点は少ない力で矢を投げれるようになるということです。私自身の経験とトッププレイヤーの動画を見て研究したことですので、自分に合う合わないをやってみて判断していただけると嬉しいです。